今日は車の話
最近の車はほぼ電子制御でエンジンやトランスミッション、HVバッテリー等のECUとECUが常時通信しています。
CANと呼び、各ECUが固定のIDを持ち、64bitのデータフレームを出力したり受け取ったりしています。これらは各ECUでの必要データのやり取りなので、メーカー、車種、年式によってIDやデータが違います。(まあ大体はメーカーによって法則があるんですが)
大体の車両にはOBD(On-board diagnostics)端子という物がついています。昔は各メーカーが色々な規格で自己診断機を使っていたのですが、乗用車はSAE J1979-2という規格で統一されています。(簡単にいうと、排ガスを誰でも分析できるようにしなさいとアメリカで決めたので、義務だから守りなさいってことです。)
たしか、J1939はトラック、バスだったと思います。
この規格、リクエストIDをCANに送信すると、そのデーターを返してくる値を読み取れるよってこと。数年に一度変わるんですが6000円で販売してるので、購入すれば自分で解析も可能です。
(前に買ったときは6000円くらいだったんですが、SAEのページをみると$156になってる💦 色々調べると自動車技術会から購入すると安いようです。)
J1979-2_202104: E/E Diagnostic Test Modes: OBDonUDS - SAE International
詳細情報 | 文献・情報検索システム (jsae.or.jp)
このOBDデータ、サンプリングレートが荒いので、データ解析の為の車両の計測等には向かないですが、表示器程度では使えます。
また、各メーカーのダイアグ機もこの規格を使ってますのでコーディングも可能です。
(ID等が判っていればですが。。。。)
CANの詳しいことはVectorやKvaserのページで説明があるともいます。
Watch "SAE J1979-2:OBD goes UDS" webinar recording to find out how the latest CAN technology enhancements support UDS, what the SAE J1979-2 regulations mean in practice for diagnostics test, and how OEMs and Tier 1s can benefit: https://t.co/xotl3av7X7 pic.twitter.com/DsolW9AjpV
— Kvaser (@KvaserAB) May 16, 2023
で、会社の車や家の車にエラーコードが表示されるときはELM327というOBD Bluetoothで調べたりエラークリアしていたんですが、Bluetoothの規格でAndroidとWindows、Chromebookしかつながりませんでした。
車にPCやタブレットを車にもっていくのが面倒だったんですが、最近AmazonでiPhoneにつながるものを発見した為、人柱になってみることに。
使ってみると、車両識別番号入れないと次に進めない!VIMに型式と車体番号入れてもダメって!日本で販売されている日本車にVIMコード無いのにどうしよう~
で、すぐさまYMOBDはあきらめて次へ。(あきらめは早い方が痛みが少ないですよね)
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